美容師から異業種へ転職できる?美容師以外のおすすめ職種と転職方法を解説

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「美容師しか経験がないけれど、異業種へ転職できる?」
「美容師以外なら、どんな仕事を選べばいい?」
「給料や休日を変えたいけれど、転職して後悔しない?」

美容師しか経験がなくても、未経験から異業種へ転職することは可能です。

ただし、転職先は「美容師におすすめの仕事」だけで決めません。
今の仕事で何を変えたいのか、美容師経験の何を活かしたいのかで選ぶ仕事は変わります。

私も美容師として10年以上働きながら、記事執筆や動画編集、Web制作など、美容師以外の仕事を経験してきました。
美容師の経験は、接客だけではなく、提案や販売、顧客対応などにも活かせます。

この記事を読むと、自分に合う仕事の候補と、転職前に確認するポイントを整理できます。

本記事の内容
  • 美容師から未経験で異業種へ転職できるか
  • 美容師経験を活かせる仕事とスキル
  • 美容師以外の転職先と自分に合う仕事の選び方
  • 異業種への転職で失敗しないための確認ポイント

まずは、美容師しか経験がなくても異業種へ転職できるのかから見ていきます。

美容師から異業種への転職は未経験でもできる

美容師しか経験がなくても、異業種への転職は可能です。

美容師として身につけたスキルや実績を書き出すと、異業種でも活かせる強みが見えてきます。

美容師としてどのような経験を積んできたのか、3つに分けて確認していきましょう。

美容師しか経験がなくても異業種へ転職できる

美容師だけで働いてきた人でも、未経験から応募できる異業種の求人はあります。

美容師は、一般企業とは仕事内容が大きく異なります。
一方で、美容師として働いた期間も社会人としての経験です。

厚生労働省のjob tagでも、美容師の仕事には施術だけでなく、お客様の希望を聞いてヘアスタイルを提案する仕事が含まれています。
仕事で必要な能力として「顧客サービス・対人サービス」も示されています。

ただし、異業種なら誰でも採用されるわけではありません。

未経験から転職できるかは、主に以下の条件で変わります。

  • 職種
  • これまでの経験
  • 求人ごとの応募条件

「美容師しかやっていないから、一般企業では社会人経験として見てもらえないのでは?」

美容師として働いてきたことも、社会人経験の一つです。
施術以外に担当してきた仕事も含めて、自分の経験を整理してください。

求人を見るときは「未経験可」だけで判断せず、自分が応募条件を満たしているかまで確認しましょう。

接客・提案・販売・顧客管理は美容師以外の仕事でも活かせる

美容師の経験は、技術以外のスキルに分けて整理できます。

美容師は、お客様の希望を聞いて施術するだけではありません。
提案や店販、指名客への対応、売上管理、後輩指導などを経験している人もいます。

美容師の仕事を、美容業界以外でも伝わる言葉にすると、以下のように整理できます。

美容師での経験 美容業界以外でも伝わりやすい経験・スキル
カウンセリング 希望や悩みを聞き、提案する力
店販 ニーズに合わせて商品を提案・販売した経験
指名客への対応 継続的な顧客対応・関係づくりの経験
売上管理 自分の売上や目標を管理した経験
後輩指導 後輩へ技術や仕事を教えた経験

美容師免許を使わない仕事へ移っても、これまで身につけた経験まで使えなくなるわけではありません。

自分が担当してきた仕事を書き出し、技術以外にどんな経験があるのか確認してみてください。

美容師の実績は売上・指名客数などの数字にして棚卸しする

美容師としての実績は、売上・指名客数・客単価などの数字まで整理してください。

「接客が得意」「指名客が多い」だけでは、どのくらいの成果を出したのか分かりません。
数字を加えると、自分が担当してきた仕事と成果を具体的に伝えられます。

私の場合、会社員時代の最終的な月間売上は120万円でした。
そのうち指名売上は100万円で、指名客は60〜70人、客単価は12,000円でした。

この経験なら、月間売上120万円は「自分が作った売上の実績」として整理できます。
指名客60〜70人は「継続して来店してくれるお客様との関係を築いた経験」として整理できます。

棚卸しするときは、次の数字を確認します。

  • 月間売上
  • 指名売上
  • 指名客数
  • 客単価
  • 店販売上など、自分が実際に記録している実績

数字が分からない項目は、無理に作る必要はありません。
自分で確認できる実績だけを使い、美容師以外の人にも成果が伝わる形に整理しましょう。

美容師から異業種へ転職するなら辞めたい理由から職種を選ぶ

転職先は「美容師におすすめだから」ではなく、今の仕事で何を変えたいかから選びます。

収入・休日・立ち仕事・接客・美容との関わりなど、転職する目的によって候補は変わります。

自分に合う仕事を選ぶために、転職先の候補と比べるポイントを確認していきましょう。

美容師以外の転職先は事務・営業・美容メーカー・販売などが候補になる

美容師以外へ転職するなら、事務・営業・美容メーカー・販売などが候補になります。

仕事によって、仕事内容や美容師経験の活かし方は異なります。

たとえば一般事務は、書類作成やデータ入力、電話・メール対応などを行う仕事です。

厚生労働省のjob tagでも、これらが主な仕事内容として紹介されています。

美容師以外の主な候補は、以下のとおりです。

転職先 主な仕事内容
事務職 書類作成・データ入力・電話やメール対応など
営業職 お客様に商品やサービスを提案する
美容メーカー・ディーラー 美容商品を扱う企業で、営業・企画などの仕事を行う
販売・接客 店舗などで商品を提案・販売する
美容部員 化粧品のカウンセリングや商品提案・販売を行う
公務員 国や自治体などで、募集区分に応じた仕事を行う

営業は、勤務先やお客様、営業方法によって仕事内容が変わります。

美容部員は、お客様の希望を聞き、化粧品のアドバイスや販売を行う仕事です。

この段階では、1つに決める必要はありません。

気になる仕事をいくつか残し、自分が美容師を辞めたい理由と比べていきましょう。

給料・休日・立ち仕事・美容経験のどれを変えたいかで転職先を比較する

転職先は「何になりたいか」だけではなく、美容師の何を変えたいかから比べてください。

美容師を辞めても、転職理由になった不満が残れば、転職した目的を達成できない可能性があります。

職種ごとの違いを、自分が変えたいことと比べると候補を絞りやすくなります。

転職先 活かしやすい経験 仕事・働き方の特徴 注意点 こんな美容師が候補
事務職 顧客対応・予約管理など パソコンを使う仕事が中心 パソコン操作が必要になる求人がある 立ち仕事から離れたい
営業職 接客・提案・販売 お客様への提案が中心 目標や成果を求められる場合がある 接客・提案経験を活かしたい
美容メーカー・ディーラー 美容知識・商品提案 美容業界と関わりながら働ける 仕事内容は営業・企画など求人によって異なる 美容知識を残したい
販売・接客 接客・販売・顧客対応 お客様と接する仕事が中心 立ち仕事やシフト勤務の求人もある 接客を続けたい
美容部員 カウンセリング・美容知識・店販 化粧品の提案・販売が中心 立ち仕事が多く、シフト勤務も多い 美容と接客の両方を続けたい
公務員 応募先によって異なる 国や自治体などで働く 採用試験など応募先ごとの条件確認が必要 安定した働き方を重視したい

美容部員は店頭での接客が中心です。

job tagでは、立ち仕事が多く、勤務先の営業時間に合わせたシフト勤務が多いとされています。

「美容関係なら働き方も変わる」とは限りません。

また、同じ職種でも給料や休日は勤務先によって異なります。

事務職なら必ず土日休み、営業職なら必ず美容師より高収入とは一概には決められません。

「今の不満を全部変えられる仕事を選んだほうがいい?」

すべての条件を満たす仕事が見つかるとは限りません。

「絶対に変えたい条件」と「できれば変えたい条件」に分けると判断しやすくなります。

給料・休日・立ち仕事・接客・美容との関わりを書き出し、自分が優先したい条件から候補を絞ってください。

美容師を辞めるか迷っている段階なら、転職するタイミングもあわせて確認してみてください。

職種を2〜3個に絞ったら未経験可・給料・休日を実際の求人で確認する

候補を2〜3職種に絞ったら、実際の求人で「未経験可・給料・休日」を確認してください。

職種の特徴だけでは、自分が応募できる会社や転職後の条件までは分かりません。

同じ事務職や営業職でも、仕事内容や給料、休日などは求人によって異なります。

未経験から応募できるかも、求人ごとの応募条件を確認する必要があります。

求人では、以下の項目を確認します。

  • 未経験から応募できるか
  • 給料はいくらか
  • 年間休日や休日の曜日
  • 勤務時間や残業
  • 勤務地や転勤の有無
  • 仕事内容
  • 必要な資格や経験

この段階で転職すると決める必要はありません。

候補にした職種の求人を見ることで、希望する条件の仕事が実際にあるか確認できます。

美容師以外の求人を自分で探したい場合は、リクナビNEXTなどの転職サイトで候補の職種を検索する方法があります。

職種名だけで探すのではなく、「未経験可」「給料」「休日」まで確認し、自分が希望する条件の求人があるか見てみましょう。

美容師が異業種への転職で失敗しないために確認する3つのポイント

異業種へ転職するだけでは、美容師を辞めたい原因が解決するとは限りません。

気になる求人が見つかったら、今の美容室との条件を比べ、自分の経験を応募先に合わせて伝える準備をします。

転職先を決める前に確認したい3つのポイントを見ていきましょう。

給料・休日・働き方は今の美容室と転職先を同じ条件で比較する

転職先の求人は、今の美容室と同じ条件で比べてください。

給料だけを見ても、転職後の働き方が自分に合うかは判断できません。

たとえば給料が上がっても、通勤時間や残業が増える場合があります。

土日休みを希望していても、求人によって休日の条件は異なります。

今の美容室と転職先を、以下の項目で比べます。

比較項目 今の美容室 転職先
給料 現在の金額 求人に記載された金額
年間休日 現在の日数 求人に記載された日数
勤務時間 現在の勤務時間 求人に記載された勤務時間
残業 現在の状況 求人に記載された条件
土日休み 現在の状況 求人に記載された条件
仕事のスタイル 立ち仕事が中心など 立ち仕事・デスクワークなど
通勤 現在の通勤時間 転職後の通勤時間
福利厚生 現在の制度 求人に記載された制度

すべての条件が良くなる求人を探す必要はありません。

美容師を辞めたい原因になっている条件が、転職によって良くなるかを優先して確認してください。

求人票だけでは分からない条件は、企業の採用情報や面接などで確認しましょう。

応募する職種に合わせてアピールする美容師経験を選ぶ

応募するときは、美容師として経験したことをすべて伝えるのではなく、応募先で活かせる経験を選びます。

同じ美容師経験でも、応募する職種によって伝える内容は変わります。

求人の仕事内容や求めている人を確認し、自分の経験とつながる部分を探してください。

応募する職種 選んで伝えたい美容師経験の例
営業職 売上・提案・販売の経験
美容メーカー 美容知識・お客様の希望を聞いて提案した経験
販売・接客 カウンセリング・顧客対応・店販の経験
事務職 予約管理・顧客管理・店舗内で連携した経験

たとえば営業職へ応募するなら、施術技術よりも提案や販売、売上につながった経験を選ぶ方法があります。

美容メーカーなら、美容師として身につけた商品知識や、お客様の希望に合わせて提案してきた経験を伝えられます。

「美容師として経験したことは、できるだけ多く伝えたほうがいい?」

経験の数を増やすより、応募先の仕事と関係する経験を選ぶほうが、自分の強みを伝えやすくなります。

転職理由も「美容師が嫌だから」だけで終わらせず、応募先で何をしたいのかまで整理してください。

求人の仕事内容や応募条件を読み、自分のどの経験を伝えるか選んでから応募書類を作りましょう。

自分だけで職種・求人を決められないなら相談しながら探す

自分で職種や求人を決めきれない場合は、転職支援サービスを使って相談しながら探す方法があります。

自分で求人を比較できるなら、転職支援を使わずに探しても問題ありません。

一方で、初めて異業種へ転職する場合、自分が応募できる求人や、美容師経験がどのように評価されるのか判断しにくいことがあります。

転職支援を利用するか迷ったら、以下に当てはまるか確認してください。

  • 自分が応募できる職種を絞れない
  • 未経験から応募できる求人を選びにくい
  • 美容師経験のどこをアピールすればよいか迷う
  • 求人の条件を自分だけで判断しにくい

当てはまる場合は、求人を一人で探し続けるだけでなく、相談しながら候補を整理する方法も選べます。

リクルートエージェントなどの転職支援サービスを利用すれば、異業種への転職について相談しながら求人を探せます。

転職支援への登録を目的にせず、自分だけでは判断しにくい部分を相談する方法として使いましょう。

美容師から異業種へ転職するなら辞めたい理由から仕事を選ぼう

美容師から異業種へ転職するなら、辞めたい理由から仕事を選びましょう。

転職先を決めるまでの流れは、以下のとおりです。

  1. 美容師の何を変えたいのか整理する
  2. 美容師経験の何を活かしたいのか確認する
  3. 候補を2〜3職種に絞る
  4. 実際の求人で未経験可・給料・休日などを確認する
  5. 自分で決めにくければ転職支援サービスで相談する

「おすすめの職種だから」という理由だけで、転職先を決める必要はありません。

候補が決まったら、職種のイメージだけで判断せず、実際の求人に書かれている条件まで確認してください。

自分で求人を確認したい場合は、リクナビNEXTなどの転職サイトで探す方法があります。

職種や求人を自分だけで決めにくい場合は、リクルートエージェントなどの転職支援サービスで相談しながら探す方法もあります。

異業種だけでなく美容師としての転職も比較したい方は、美容師向けの求人サイトも確認できます。

まずは美容師の何を変えたいのかを整理し、自分に合う転職先を探すところから始めてみてください。