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「美容師しか経験がないけど、事務職へ転職できる?」
「パソコンを仕事でほとんど使っていないけど大丈夫?」
「資格を取ってから転職したほうがいい?」
美容師から未経験で事務職へ転職する選択肢はあります。
ただし、美容師経験がそのまま事務経験になるわけではありません。
確認したいのは、これまでの経験、PCスキル、事務職の仕事内容、求人の応募条件です。
私も美容師として10年以上働く中で、施術だけでなく、予約管理やカウンセリング、売上管理、顧客対応などを経験してきました。
美容師として経験してきた仕事を整理すると、一般企業でも説明できる経験があります。
- 未経験から事務職を目指すときの判断基準
- 美容師経験を事務職へつなげる考え方
- 一般事務や営業事務などの仕事内容の違い
- 資格やPCスキルを確認するポイント
- 未経験求人を探すときのチェック項目
「美容師を辞めて事務職に転職したいけど、自分にもできるのか」と迷っている方は、まず未経験から転職できるのか確認していきましょう。
美容師から未経験で事務職へ転職できる?

事務経験がない美容師でも、事務職を目指すことはできます。
この章では、未経験求人の応募条件、美容師経験の整理方法、資格・PCスキルの確認方法が分かります。
事務未経験でも応募できる求人はある
事務経験がなくても応募できる求人はあります。
厚生労働省のjob tagでは、一般事務に就くために特定の学歴や資格は必要とされていません。
転職する場合は、ハローワークや求人サイトなどを使って仕事を探す方法が示されています。
実際にハローワークの求人情報でも、Word・Excelを使う一般事務で「未経験」の応募を受け付けている例があります。
出典:ハローワークインターネットサービス「一般事務/正社員/未経験可」
※求人情報は2026年9月時点のものです。
ただし、「未経験可」なら誰でも応募できるわけではありません。
求人によって条件は異なります。
確認する項目は以下の5つです。
- 学歴
- PCスキル
- 資格
- 社会人経験
- 雇用形態
美容専門学校卒や事務未経験という理由だけで、応募できないと決める必要はありません。
求人に書かれた条件と自分の経歴を比べて、応募できるかを判断してください。
美容師の接客・予約管理・売上管理は一般企業向けに整理できる
美容師経験は事務経験ではありませんが、一般企業でも説明できる仕事があります。
厚生労働省のjob tagでは、一般事務の仕事として電話対応、データ管理、スケジュール管理などが示されています。
美容師としての経験は、以下のように整理できます。
| 美容師での経験 | 一般企業向けに整理した経験・スキル |
|---|---|
| 予約管理 | スケジュール管理 |
| 電話予約 | 電話対応 |
| カウンセリング | ヒアリング |
| 売上管理 | 数字の管理 |
| 店販 | 提案・販売 |
| 複数客への対応 | 優先順位・時間管理 |
| 後輩教育 | 教育・引き継ぎ |
| クレーム対応 | 顧客対応 |
私も美容師として、指名客への継続的な対応や売上管理、カウンセリングなどを経験してきました。
これらは事務経験ではありませんが、美容師として施術以外に何をしてきたのかを整理する例になります。

「でも、美容師の仕事を事務職の経験として書いたら、言い換えすぎにならない?」
事務経験があるように見せる必要はありません。
「予約管理をしていた」「売上を管理していた」など、実際に担当した仕事をそのまま説明します。
自分が担当してきた仕事を書き出し、一般企業でも意味が伝わる経験を整理してみてください。
資格の有無だけでなくWord・ExcelなどのPCスキルも確認する
MOSや簿記などの資格がないという理由だけで、事務職を諦める必要はありません。
ただし、仕事によってはPCスキルや仕事に関係する資格が求められる場合があります。
一般事務では、WordやExcelなどを使う仕事があります。
資格だけを見るのではなく、現在できるPC操作も確認してください。
- Wordで文章を入力できる
- Excelへ数字を入力できる
- メールを送れる
- PCでファイルを整理・管理できる
資格が必要かどうかは、希望する仕事によって変わります。
資格を取ることから決めるのではなく、応募したい求人で求められる条件を基準に判断しましょう。
美容師から事務職へ転職するなら仕事内容と経験の活かしやすさで選ぶ

事務職は、仕事内容と美容師経験とのつながりを比べて選びましょう。
一般事務だけでなく、営業事務・受付・経理事務などがあります。
この章では、事務職の違いや美容業界で働く選択肢、転職後の働き方を確認します。
一般事務・営業事務・受付・経理事務の違いを比較する
同じ事務職でも、担当する仕事や活かせる美容師経験は異なります。
一般事務は、書類作成やデータ入力などを行います。
営業事務は、お客様への対応や見積書の作成などを通して、営業担当を支える仕事です。
受付は来客や電話への対応を行います。
経理事務は、お金の出入りや帳簿の管理などを行います。
美容師として経験してきた仕事と比べると、それぞれの違いが分かりやすくなります。
| 事務職 | 主な仕事内容 | 美容師経験とのつながり | 確認したいスキル |
|---|---|---|---|
| 一般事務 | 書類作成・データ入力など | 電話対応・顧客対応 | PC操作 |
| 営業事務 | 見積書作成・顧客対応・営業のサポートなど | 顧客対応・売上管理・調整 | PC操作・顧客対応 |
| 受付 | 来客・電話対応・案内など | 接客・案内・予約管理 | 接客・PC操作 |
| 経理事務 | 入出金・帳簿・請求書などの管理 | 売上・数字の管理 | PC操作・経理知識 |
美容師経験とつながる仕事があるだけで、その職種に向いているとは決まりません。
自分が経験してきた仕事と、転職後にやりたい仕事の両方から候補を絞ってください。
事務職だけでなく営業職や美容メーカーなども比較してから決めたい場合は、美容師から異業種へ転職するときの選択肢も確認してみてください。
美容師経験を活かしたいなら美容室本部・美容関連企業も候補になる
美容師を辞めても、美容業界まで離れる必要はありません。
「何の仕事をするか」と「どの業界で働くか」は分けて考えられます。
美容業界には、施術以外の仕事を募集している企業や職場もあります。
たとえば、以下のような勤務先が候補です。
- 美容室を運営する会社の本部
- 化粧品・美容関連企業
- 美容クリニック
- 美容専門学校
こうした勤務先でも、事務・受付・カスタマーサポートなど仕事内容は異なります。
美容師として身につけた美容知識や業界への理解を活かしながら、施術以外の仕事へ移る方法です。
たとえば、同じ一般事務でも「一般企業」と「美容室本部」では、働く業界が異なります。

「美容業界の事務なら、美容師経験があるほうが採用されやすい?」
美容師経験があるだけで、採用されやすいとは限りません。
美容業界での経験が応募条件や仕事内容と合うかは、求人ごとに異なります。
美容知識を活かして働きたい場合は、職種だけでなく勤務先の業界まで広げて求人を確認してみてください。
働き方を美容師と比べて事務職が自分に合うか判断する
働き方を変えたいなら、事務職の仕事内容そのものが自分に合うかまで確認してください。
美容師と事務職では、仕事内容や仕事中の姿勢が変わります。
違いを整理すると、以下のようになります。
| 比較項目 | 美容師 | 事務職 |
|---|---|---|
| 主な仕事 | 接客・施術 | PC・電話・書類作成など |
| 働く姿勢 | 立ち仕事が中心 | デスクワーク中心の職種が多い |
| 接客 | 多い | 職種による |
| PC作業 | 比較的少ない | 業務で使用することが多い |
| 休日 | 勤務先による | 勤務先による |
事務職へ転職すれば、必ず土日休み・残業なしになるわけではありません。
休日や残業などの条件は、勤務先によって異なります。
立ち仕事を減らしたいだけで決めず、PC作業や電話対応などを含めて自分に合うか判断してください。
実際の求人を見ると、仕事内容だけでなく、必要なPCスキルや応募条件も確認できます。
美容師から事務職へ転職するなら求人確認から応募まで順番に進める

事務職への転職は、資格を取ることから始めるのではなく、求人の条件を確認してから進めましょう。
この章では、求人の確認から応募までの進め方が分かります。
未経験求人は給料・休日・PCスキル・応募条件まで確認する
「未経験可」だけで決めず、自分が応募できる条件と働き方まで確認してください。
確認したい項目は以下のとおりです。
- 未経験でも応募できるか
- 学歴に条件があるか
- 必要なPCスキルは何か
- 必須資格があるか
- 仕事内容は希望と合うか
- 給料はいくらか
- 年間休日は何日か
- 土日休みか
- 残業はあるか
- 正社員・派遣など働き方は何か
- 研修があるか
求人を確認したら、応募条件と現在の自分を比べます。
足りないPCスキルや資格があれば、求人で求められているものから準備しましょう。
資格を取ってから求人を探すより、応募したい仕事を先に決めると、必要な準備が分かります。
条件を確認したうえで、実際に応募できる求人を探してみてください。
20代で東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫の未経験から事務職を探す場合は、ミラキャリで無料相談をして、自分に合う求人を紹介してもらう方法があります。
自分で幅広く求人を比較したい場合は、リクナビNEXTで希望条件に合う求人を探す方法もあります。
正社員が難しい場合は派遣で事務経験を作る方法もある
事務未経験だからといって、最初から正社員を諦める必要はありません。
正社員以外では、派遣として事務経験を積む方法もあります。
派遣は、人材派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の会社で働く方法です。
元美容師の転職事例では、正社員の事務職へ応募して書類選考で不採用になったあと、事務経験を積むために派遣を選んでいます。
正社員だけに絞るか迷ったら、以下を確認してください。
- 現在応募できる正社員求人
- 求人で求められる仕事の経験
- 自分のPCスキル
- 希望する働き方
- 正社員・派遣などの働き方

「派遣から始めないと、未経験で事務職へ転職するのは難しい?」
派遣から始めなければならないわけではありません。
未経験から応募できる正社員求人が自分の条件に合うなら、正社員から応募する選択肢もあります。
正社員だけでは希望する求人が見つからない場合は、派遣を含めて応募先の選択肢を広げる方法もあります。
履歴書・面接では美容師経験を応募先に合わせて具体的に伝える
履歴書や面接では、美容師として実際に担当してきた仕事を応募先に合わせて具体的に伝えてください。
仕事内容の名前を変えるのではなく、実際に何をしていたのかまで説明します。
たとえば、以下のように整理できます。
- 予約管理
→ 予約時間や施術時間を確認しながら予定を管理した経験 - カウンセリング
→ お客様の希望や悩みを聞き取った経験 - 売上目標
→ 目標と売上の数字を確認していた経験 - 顧客管理
→ 指名客へ継続的に対応してきた経験 - 後輩教育
→ 後輩への教育や仕事の引き継ぎをした経験 - クレーム対応
→ 問題が起きたときにお客様へ対応した経験
応募先の仕事内容を確認して、関係する美容師経験を選ぶと、履歴書や面接で伝える内容を絞れます。
事務経験があるように見せるのではなく、自分が実際に担当した仕事の内容を伝えてください。
自分の経験をどう整理すればよいか分からない場合は、リクルートエージェントで相談しながら応募先を探す方法もあります。
美容師から事務職へ転職するなら未経験求人の条件を確認しよう
美容師から事務職へ転職するなら、仕事内容や応募条件を確認して、自分に合う求人を探しましょう。
転職前に確認したいポイントは以下のとおりです。
- 美容師経験と応募先の仕事内容が合っているか
- 希望する事務職の求人があるか
- 必要なPCスキルや資格があるか
- 給料・休日・残業などが希望と合っているか
- 学歴や仕事の経験など、応募条件を満たしているか
「転職できるか」で迷い続けるのではなく、「自分が応募できる求人はあるか」を確認するところから進めてみましょう。
