美容師から営業職へ転職できる?活かせる経験と向いている営業の選び方

本記事は一部プロモーションを含みます。

「美容師しか経験がなくても、営業職へ転職できる?」
「接客経験は、一般企業でも評価される?」
「給料や休日はよくなる?ノルマはきつくない?」

美容師から未経験で営業職への転職は可能です。

美容師のカウンセリングや提案、売上管理、顧客対応などは、営業職でも活かせます。
ただし、営業職なら何でも同じではありません。

収入を上げたいのか、土日休みにしたいのか、新規営業を避けたいのか。
美容知識を活かしたいのかによって、選ぶ求人は変わります。

私自身、美容師として接客・提案・売上目標を経験してきました。

この記事では、美容師経験を一般企業でも伝わる言葉に変えながら、自分に合う営業職を選ぶ方法を解説します。

本記事の内容
  • 美容師経験を営業職で活かす方法
  • 自分に合う営業職の選び方
  • 美容師と営業職の給料・休日の違い
  • 営業求人で確認したい条件
  • 売上や指名実績の伝え方

「美容師しかしていない」と考えず、自分の経験と転職で変えたい条件を整理していきましょう。

美容師から未経験で営業職へ転職できる|接客・提案経験を活かせる

美容師は、営業未経験でもこれまでの経験を活かして転職を狙えます。

「美容師しかしていない」と考えるのではなく、経験してきた仕事を営業職で使う言葉に変えてみましょう。

ここでは、活かせる経験と実績、営業職を選ぶ前に確認したい向き不向きを順番に解説します。

美容師のカウンセリング・提案・顧客対応は営業職でも活かせる

美容師のカウンセリングや提案、顧客対応は、営業職にもつながる経験です。

美容師は、お客様の希望や悩みを聞いてから施術内容を提案します。
店販では、髪の状態や悩みに合わせて商品を紹介することもあります。

営業職でも、相手の悩みや希望を聞き、商品やサービスを提案する仕事があります。
美容師の仕事を営業職で使う言葉に変えると、共通点が分かりやすくなります。

美容師としての経験 営業職で活かせる経験
カウンセリング 相手の悩みや希望を聞く
メニュー提案 相手の悩みに合った提案をする
店販 商品を提案・販売する
指名客への対応 お客様との関係を築く
次回来店の提案 継続して利用してもらうための提案をする

美容師として当たり前にしてきた仕事でも、一般企業では別の言葉で評価される場合があります。

転職を考えるときは、自分が担当してきた仕事を書き出し、営業職でも使える経験がないか整理してみてください。

売上・指名客・客単価は営業職で伝わる実績に置き換える

美容師の売上・指名客数・客単価は、数字で示せる仕事の実績です。

接客や提案が得意と伝えるだけでは、どのくらいの成果を出したのか分かりません。
月間売上や指名客数などの数字があれば、自分が担当してきた仕事を具体的に示せます。

私の場合、会社員時代には以下の実績がありました。

  • 月売上:100万円
  • 指名客:60〜70人
  • 客単価:約1万2,000円

売上100万円を目標にして、デビューから約3年かけて達成しました。
目標を持って売上を伸ばしてきた経験も、営業職へ伝えられる材料のひとつです。

美容師なら、ほかにも店販売上や再来など、数字で振り返れる実績があります。
売上だけではなく、「どの数字を目標にして仕事をしてきたか」まで整理すると、自分の経験が分かりやすくなります。

「美容師の売上や指名客数が、営業職でも本当に実績になるの?」

美容師と営業職では仕事内容が違うため、数字だけで営業の実力を証明できるわけではありません。
一方で、目標を持って売上やお客様を管理してきた経験を具体的に示す材料にはなります。

自分の月間売上、指名客数、客単価、店販売上など、事実として確認できる数字を整理しておきましょう。

営業職は美容師より楽とは限らない|向き不向きとノルマも確認する

美容師から営業職へ転職しても、仕事そのものが楽になるとは限りません。

営業職によっては、売上目標や新規開拓があります。
電話で営業する「テレアポ」や、会社や自宅を直接訪ねる「飛び込み営業」をする場合もあります。

営業職を検討するときは、自分が苦手な仕事まで含めて判断してください。

営業職を検討しやすい美容師

  • 悩みを聞いて提案するのが苦ではない
  • 数字や目標を追うことに強い抵抗がない
  • 商品やメニューを提案するのが苦ではない
  • お客様との関係を作ることが得意

慎重に考えたいケース

  • 数字を追うこと自体が大きなストレスになる
  • 新規顧客への営業を避けたい
  • 接客より美容技術そのものに魅力を感じている

営業職には、新規顧客を開拓する仕事だけでなく、既存顧客との関係を維持しながら提案を続ける仕事もあります。

苦手な仕事があるだけで「営業に向いていない」と決めず、自分に合う仕事内容を確認してから判断しましょう。

美容師から転職する営業職は仕事内容・顧客・働き方で選ぶ

営業職は、仕事内容・顧客・働き方を分けて比べてください。

同じ営業職でも、誰に何を売るのか、どのように営業するのかで仕事内容は変わります。

美容師から転職して何を変えたいのかを整理し、自分の希望に合う営業職を絞っていきましょう。

営業職は法人・個人/新規・既存/営業方法の違いで比較する

営業職を選ぶときは、「法人営業」「ルート営業」などの名前だけで判断しないでください。

営業職は、誰に売るのかだけではありません。
顧客との関係や営業方法によっても、仕事内容が変わります。

たとえば、法人営業は「企業に売る営業」です。
法人営業だからといって、既存顧客への営業だけとは限りません。

違いを整理すると、以下のようになります。

営業の見方 主な種類 美容師が確認するポイント
誰に売るか 法人/個人 相手や商談方法
顧客との関係 新規/既存 新規開拓の割合
どう売るか ルート/反響/テレアポなど 営業方法
何を売るか 美容/人材/ITなど 美容知識を活かせるか

特に確認したいのは、新規顧客と既存顧客のどちらを担当するのかです。

新規営業では、新しい顧客を見つけて契約につなげます。
既存顧客への営業では、すでに取引がある顧客への提案や関係づくりが中心です。

ルート営業や反響営業は、「どう売るか」を表す言葉です。
法人・個人とは分けて確認してください。

求人を見るときは「法人・個人」「新規・既存」「営業方法」「扱う商品・サービス」の4つを確認してください。

美容知識を活かしたいなら美容ディーラー・美容系営業も選択肢になる

美容師として身につけた知識を活かしたいなら、美容業界の営業職も選択肢です。

美容業界には、美容室や美容師に商品・サービスを提案する営業があります。

代表的な選択肢は以下です。

  • 美容ディーラーの営業
  • シャンプーやカラー剤など美容商材の営業
  • サロン向けサービスの営業
  • 美容機器の営業

美容師は、サロンで商品や薬剤を使う側の仕事を経験しています。
美容室の仕事の流れや、美容師が商品を選ぶ場面をイメージしやすい点が、ほかの業界の営業との違いです。

一方で、美容業界の営業を選べば、これまでと同じ仕事内容になるわけではありません。

美容師は、お客様へ施術や商品を提供します。
営業職では、取引先に商品やサービスを提案・販売します。

美容知識を活かしたい場合は、「美容業界で働きたいのか」「美容師として施術を続けたいのか」を分けて考えてください。

美容知識を活かしながら一般企業へ転職したいなら、美容ディーラーや美容系営業の求人も比較してみましょう。

美容師と営業職の給料・休日を比較して希望条件を決める

営業職へ転職すれば、必ず給料が上がったり土日休みになったりするわけではありません。

営業職は、扱う商品や業界、勤務先によって条件が変わります。
国の統計は、職種全体のおおまかな傾向を見るためのものです。

実際に自分が転職した場合の条件は、求人票で確認してください。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」に掲載された、令和7年賃金構造基本統計調査の全国データでは、以下の違いがあります。

比較項目 美容師 商社営業 自動車営業
年収 388.5万円 660.7万円 585.7万円
労働時間 175時間 163時間 164時間
平均年齢 30.0歳 42.4歳 39.9歳

※営業職は種類が多いため、商社営業と自動車営業を参考例として掲載しています。job tagの統計データは、必ずしもその職業だけのデータとは限りません。

数字だけを見ると、営業職の年収が高く見えます。
ただし、平均年齢には約10〜12歳の差があります。

この数字だけで「美容師から営業へ転職すれば年収が上がる」とは判断できません。

休日も、業界や企業によって条件が異なります。
土日休みを希望するなら、応募する求人の休日を確認してください。

「営業職のほうが年収が高いなら、転職したほうが収入は増える?」

国の統計は職種全体の傾向なので、未経験で転職する人の1年目の年収を示した数字ではありません。
自分の場合は、現在の収入と応募候補の給与・休日を比べて判断してください。

希望条件が決まったら、実際の求人で「未経験可」「給与」「年間休日」「土日休み」の条件を確認してみましょう。

美容師から営業職へ転職する前に求人条件と実績の伝え方を確認する

希望する営業職が決まったら、求人票の条件と自分の実績の伝え方を確認してから応募しましょう。

同じ営業職でも、求人によって応募条件や仕事内容は異なります。

ここでは、求人票で見る項目と職務経歴書での伝え方、自分に合う求人の探し方を解説します。

求人票は未経験可・固定給・ノルマ・新規営業・休日を確認する

求人票では、応募できる条件だけでなく、入社後の給料・目標・営業方法・休日まで確認してください。

「未経験可」と書かれていても、職種未経験と業界未経験では意味が異なります。

職種未経験は「営業の経験がなくても応募できる」、業界未経験は「その業界で働いた経験がなくても応募できる」という意味です。

給料も基本給だけでは判断できません。

固定残業代や、成果に応じて給料が増える「インセンティブ」の有無まで確認します。

求人票を見るときは、以下をチェックしてください。

  • 未経験: 職種未経験可/業界未経験可
  • 給料: 基本給/固定残業代/インセンティブ
  • 目標: 個人目標/チーム目標
  • 営業方法: 新規/既存/テレアポ/飛び込み
  • 休日: 年間休日/土日祝休み
  • 応募条件: 必要資格/普通自動車免許/PCスキル

特に「未経験可」だけを見て応募すると、自分が避けたい営業方法や働き方を見落とす可能性があります。

応募前にチェックリストを使い、自分が希望する条件と求人票の内容が合っているか確認しましょう。

職務経歴書では「接客が得意」ではなく売上・指名数・提案実績を書く

職務経歴書では「接客が得意」と書くだけではなく、実績を数字や具体的な行動で伝えてください。

採用する側は、美容師として何をしてきたのかを詳しく知らない場合があります。

数字や行動を加えると、自分が担当してきた仕事と成果を具体的に伝えられます。

職務経歴書では、以下のような実績を整理します。

  • 月間売上
  • 指名客数
  • 客単価
  • 店販売上
  • 売上目標を達成した実績
  • 商品やメニューを提案して得た成果

書くときは、「何をしたか」と「どのような成果が出たか」を分けて整理します。

私の場合、月売上100万円を達成するまで、既存のお客様に次回の髪型やパーマなどを必ず提案していました。

1年先まで考えた長期的なプランを提案し、帰り際には次回予約も案内していました。

職務経歴書では、売上などの数字だけでなく、目標に向けて実際に行っていたことまで整理すると、自分の経験を具体的に伝えられます。

「美容師の実績を書いても、営業職の採用担当者に伝わらないのでは?」

美容師だけが使う言葉では、仕事内容や成果が伝わりにくい場合があります。

美容師としての実績を変えるのではなく、応募先でも意味が分かる言葉に整理してください。

職務経歴書を書く前に、自分の実績を「数字」と「行動」に分けて書き出してみましょう。

求人を自分で探すか転職相談を使うかは不安の内容で決める

求人検索と転職相談は、自分がどこまでサポートしてほしいかで選んでください。

希望する営業や条件が決まっていて、自分で求人を比較できるなら、求人サイトで探す方法があります。

一方、美容師経験の伝え方や未経験からの転職に不安がある場合は、転職について相談できるサービスを使う方法があります。

現在の状態 選びやすい方法 できること
希望条件が決まり、自分で比較できる 求人検索 条件に合う求人を自分で探す
経験の伝え方や未経験転職に不安がある 転職相談 転職活動について相談する

自分で求人を探したい場合は、リクナビNEXTなどの求人サイトで営業職を検索できます。

22〜35歳で東京・神奈川・埼玉・千葉の営業職へ転職したい方は、営業職に特化したイノセルへ相談する方法もあります。

「求人を探したいのか」「転職について相談したいのか」を決め、自分に必要な方法から転職活動を進めましょう。

美容師から営業職へ転職するなら希望条件を決めて求人を比較する

美容師から営業職へ転職するなら、自分が仕事で変えたい条件を決めてから求人を比較しましょう。

この記事で確認した内容をもとに、自分が営業職へ進むのか判断してみてください。

  • 美容師の接客・提案・顧客対応は営業職でも活かせる
  • 売上・指名客数・客単価などは数字で示せる実績になる
  • 営業職は、誰に売るか、新規・既存、営業方法、扱う商品やサービスで仕事内容が変わる
  • 営業職へ転職しても、必ず給料が上がったり休日が増えたりするわけではない
  • 求人票では給料だけでなく、目標・営業方法・休日・応募条件まで確認する
  • 職務経歴書では数字だけでなく、実際に行っていた仕事も整理する

判断するときに考えたいのは、美容師を辞めて何を変えたいのかです。

希望する条件が決まれば、見るべき求人も絞れます。

条件を決めただけでは、自分に合う転職先があるかは分かりません。

気になる営業職が見つかったら、「未経験可」「給与」「休日」など、自分が決めた条件に合う求人があるか確認してみてください。

リクナビNEXTなら、営業職の求人を探しながら、自分の希望条件と比較できます。

営業職だけに決められない場合は、ほかの職種と比較してから決めても構いません。

営業職以外も検討したい方は、以下の記事も参考にしてください。

営業職へ進みたいと判断したら、自分の希望条件に合う求人を実際に比較して、転職活動を進めましょう。