美容師の転職タイミングはいつ?今動くべき判断基準と退職時期を解説

本記事は一部プロモーションを含みます。

「美容師は、いつ転職するのがいい?」
「アシスタントのまま辞めるか、スタイリストデビューまで待つべき?」
「転職しても、また同じ悩みを繰り返さない?」

転職を考えていても、今動いてよいのか迷う美容師は少なくありません。

美容師の転職に、全員共通のベストな月はありません。
経験や今の状況、転職先に求める条件によって判断は変わります。

私自身、美容師として10年以上働いてきました。
現在は独立してフリーランスとして働いています。

美容師として働くなかで、多くのサロンが人手不足の状態だと感じています。
何月に辞めるかより、今動くべきかを判断するほうが現実的です。

この記事を読めば、今転職すべきか、もう少し待つべきかを自分で判断できます。

本記事の内容
  • 美容師が転職を考えるタイミング
  • アシスタント・スタイリスト別の判断基準
  • 転職活動を始める時期
  • 退職を伝えるタイミング
  • 転職前に確認したい条件

「今すぐ動くべきか」「もう少し待つべきか」を判断できるように、転職のタイミングから順に確認します。

美容師の転職タイミングは何月より今の状況で判断する

美容師の転職は、特定の月だけを基準に決めるものではありません。

見るべきなのは、自分の経験や現在の職場環境です。
転職を考える段階と実際に退職する段階を分けて整理すると、今どう動くべきか判断しやすくなります。

3つのケースに分けて確認します。

経験者は年間を通して転職でき、アシスタントは4〜6月も候補になる

スタイリストなどの経験者は、特定の月を待たずに求人を探せます。

経験者向けの求人は年間を通してあります。
教育が必要なアシスタントは、4〜6月のように練習や教育を受けやすい時期も候補です。

経験 転職時期の考え方 確認すること
経験者
(スタイリストなど)
年間を通して求人を探せる 募集状況・待遇
アシスタント 4〜6月も候補 教育体制・募集状況

ただし、4月は新卒採用と重なるため、中途採用の枠が少なくなる可能性もあります。

美容室の求人が増える時期と、教育を受けやすい時期は同じではありません。
繁忙期や閑散期もサロンによって異なります。

私自身、美容師として働くなかで、近年はスタイリストデビューが早くなり、
アシスタントが不足しているサロンが増えていると感じています。
経験年数が短くても募集しているサロンは少なくありません。

応募したいサロンが決まっているなら、「何月なら転職しやすいか」ではなく、
今募集しているか、教育を受けられる環境があるかを確認してください。

心身の不調やハラスメントがあるなら繁忙期やデビューを待たない

働き続けることで心身への負担が大きくなる状態なら、
繁忙期やデビューまで待つことを優先しません。

転職時期を選べるのは、今の職場で働き続けられる状態が前提です。
安全に働けない状況まで、円満退職やサロン側の都合を優先する必要はありません。

判断したい状態は次の通りです。

  • 心身に不調が出ている
  • ハラスメントを受けている
  • 給料の未払いや遅延がある
  • 求人内容と実際の働く条件が大きく違う
  • 職場へ改善を相談しても状況が変わらない

一方、今すぐ職場を離れる必要がないなら、今のサロンで働きながら求人を探す方法もあります。

「辞めたいけれど、店長やオーナーに退職を伝えるのが怖いです」

自分で退職を伝えることが強い負担になる場合は、退職代行を利用する方法もあります。
利用には費用がかかるため、自分で伝えられる状態か、
退職代行を利用したほうがよい状態かで判断してください。

怖さだけで働き続ける期間を延ばさず、一人で対応できない場合は相談先も含めて行動しましょう。

転職を考える・探す・退職を伝える・入社する時期は分けて決める

美容師の転職タイミングは、1つの日付ではなく4つの段階に分けて考えます。

転職したいと思った日と、退職日や入社日は同じではありません。
転職活動は入社希望日の1〜3カ月前から始めるのが目安です。

段階 決めること すること
転職を考える 転職するか 不満や希望を整理する
求人を探す 応募するサロン 求人を比較して見学先を決める
応募・見学する 働きたいサロン 働く条件や教育制度を確認する
退職・入社する 退職日と入社日 日程を調整して引き継ぐ

転職を考え始めたからといって、その日に退職日まで決める必要はありません。

今が「転職を考えている段階」なのか、「求人を探す段階」なのかを整理してください。
自分の現在地が分かれば、焦らず次の行動を決められます。

美容師が転職するか迷ったときの判断基準

転職するかは、役職だけでは判断できません。

アシスタントとスタイリストでは、確認すべきポイントが異なります。
短期間での転職でも、理由と目的を整理できれば選択肢はあります。

自分の状況に合う判断基準を順番に確認します。

アシスタントはデビュー前後より教育内容と客層で判断する

アシスタントは、デビュー前後ではなく、今の環境で目標に近づけるかで判断します。

デビューまで残り数カ月だから残る、デビュー前だから転職するとは一律に決められません。
現在の教育内容と転職先の教育制度を比べることが判断材料です。

確認したい項目は次の通りです。

確認すること 判断する内容
デビューまでの期間 待つ価値があるか
習得した技術 転職先でも活かせるか
教育内容の引き継ぎ 技術チェックや教育のやり直しがあるか
希望する施術・客層 将来やりたい美容師像に近づけるか
教育担当者・練習時間 成長できる環境か

デビューがなかなかできないなら、転職したほうが早く成長できる場合もあります。
サロンによって教育の進み方や、お客様を担当できる時期は大きく異なるためです。

デビューだけを目的に残ると、希望する技術や客層から遠回りになることもあります。

今の環境で目標に近づけるか、転職先のほうが近づけるかを比べて判断してください。

スタイリストは肩書より売上・担当客数・歩合率を比較する

スタイリストは、肩書より転職後も売上を作れる環境かを比較してください。

スタイリストとして採用されても、現在と同じ売上や収入になるとは限りません。
基本給だけでなく、お客様を担当できる人数や歩合率、保証給(最低保証の給料)まで比べることが判断材料です。

転職前に確認したい項目は次の通りです。

比較する項目 確認する内容
月間売上・指名売上 現在の実績を活かせるか
客単価・月間客数 売上を維持できる環境か
フリーのお客様を担当できる人数 新規のお客様を担当できるか
歩合率・保証給
(最低保証の給料)
売上が給料へ反映されるか
得意技術・客層 今の強みを活かせるか

月100万円の売上を目指すなら、転職したほうが早い場合もあります。

私が美容師として働くなかで感じてきたのは、
地方より東京など人口の多い地域のほうが、お客様を担当する機会が多く、
売上を伸ばしやすいことです。

都会の強みは、最新の技術だけではありません。
お客様を担当する機会が多いことが、収入につながりやすい点です。

「今のサロンでも頑張れば売上100万円を目指せませんか?」

現在の客数や集客力で達成できる見込みがあるなら、転職しない選択もあります。
一方、お客様を担当できる人数に限界があるなら、努力だけでは改善しにくい場合があります。

今のサロンと転職先の条件を数字で比べ、自分が売上を伸ばせる環境かを確認してから判断してください。

売上に対して今の給料が低いのか判断したい方は、美容師の給料・手取りと売上の関係も確認してください。

入社1年以内の転職は期間より辞める理由と次に変えたい条件を整理する

入社1年以内でも、転職できないとは限りません。
大切なのは、退職した理由と次の職場で変えたいことを説明できる状態です。

短期離職だけで採用が決まらないわけではありません。
一方で、「なぜ辞めたのか」「次は何を重視して選ぶのか」を説明できることが求められます。

応募前に整理したいことは次の4つです。

  • 退職した理由
  • 今の職場で改善できなかったこと
  • 次の職場で変えたい条件
  • 転職先で確認すること

私は、新卒で入社した美容室を約1カ月半で退職しました。
その後、約1カ月後に別の美容室へ再就職しています。

面接では、退職した経緯を隠さず正直に伝えました。
同時に、次はどのような環境で美容師を続けたいのかも具体的に説明しました。

短期間で辞めた事実より、退職理由を整理し、
次の職場選びへ活かしていることを評価してもらえたと感じています。

短期離職だけで応募を諦める必要はありません。
退職理由と転職先に求める条件を書き出し、自分の言葉で説明できる状態にしてから応募しましょう。

入社してすぐ辞めるか迷っている方は、美容師を入社1週間で辞めるときの判断基準も参考にしてください。

美容師が転職で失敗しないための進め方と注意点

転職先は、求人票の月給だけで決めません。

今のサロンと転職候補を同じ条件で比べると、転職後のギャップを減らせます。
求人探しから退職前の確認まで、順番に進めます。

現職と転職先は給料・休日・教育・入客の4項目で比較する

転職候補は、給料・休日・教育・入客の4項目を今のサロンと比べてください。

給料だけが高くても、休日が減ったり、お客様を担当できなかったりすれば、
転職後に同じ不満を抱える可能性があります。

比較するときは、求人票だけで決めません。
実際に働いたときの姿を想像できる項目まで確認します。

比較項目 今のサロン 転職候補で確認すること
給料 基本給・歩合率・固定残業代 今より給料が高くなるか
休日 休日数・営業時間 休みや働く時間が改善するか
教育 練習時間・教育内容 営業後の練習やデビューまでの流れ
入客 客単価・担当客数・フリーのお客様の人数 月に何人のお客様を担当できるか

ほかにも、社会保険や保証給(最低保証の給料)の期間、材料費や講習費の自己負担も確認します。
求人情報にある月給例が、そのまま自分の入社後の給料になるとは限らないため、
基本給・歩合率・保証給まで見てください。

私は給料だけではなく、店舗の清潔さも見ます。
電話対応やスタッフ数、男女比率も確認します。

数字だけでは分からない働きやすさも判断できるからです。

条件を書き出し、「今より良くなる項目」と「変わらない項目」を分けてください。
転職するメリットが具体的に見えるようになります。

転職活動は入社希望日の1〜3カ月前から始めて3件以上比較する

転職活動は、入社したい時期の1〜3カ月前から始め、3件以上の求人を比べてください。

1件だけを見ると、その条件が良いのか悪いのか判断しにくくなります。
複数のサロンを見ると、給料や休日、客層の違いが見えてきます。

転職活動は、次の7ステップで進めます。

  1. 転職理由を3つ以内に整理する
  2. 希望条件に優先順位を付ける
  3. 求人を3件以上比較する
  4. 気になる3店舗を選ぶ
  5. サロン見学へ行く
  6. 面接で働く条件を確認する
  7. 内定後に退職を申し出る

退職してから求人を探すと、収入への不安から条件を妥協する可能性があります。
急いで辞める理由がなければ、今のサロンで働きながら求人を探してください。

転職で引っ越しや道具の買い替えが必要なら、転職前後にかかるお金も確認しておきます。

人材を募集しているサロンがあるなら、
「自分が選ばれる」だけではなく、自分もサロンを選ぶ側という気持ちで求人を見てください。

条件が合わなければ、別の求人を見ます。
賃貸を探すように複数の候補を比べ、自分に合うサロンを絞っていく方法でも構いません。

「1人で求人を3件も比べて決めるのは不安」

1人で転職先を決めるのが不安なら、
BeautyMirai(ビューティーミライ)のような美容師向け転職支援サービスへ相談する方法もあります。
希望する給料や働き方を伝えながら、自分に合う求人を探せます。

3件以上を見比べ、自分の希望条件に合うサロンへ応募してください。

サロン見学と退職前に給与条件・顧客案内・就業規則を確認する

サロン見学では求人票だけでは分からない条件を確認し、退職前は今の職場のルールを確認してください。

求人票の月給や休日だけでは、実際の働き方までは分かりません。
見学時に具体的な質問をすると、入社後のギャップを減らせます。

サロン見学では、次の内容を確認します。

  • 保証給は何カ月続くか
  • 歩合へ切り替わる条件は何か
  • フリーのお客様を月何人担当できるか
  • 中途入社後はアシスタント・スタイリストのどちらから始まるか
  • 入社前後に技術の確認があるか
  • 中途入社でも教育内容を引き継げるか
  • 営業後の練習は必須か
  • 休日の講習参加は必須か
  • 材料費やモデル代は誰が負担するか

給料や休日などの働く条件は、口頭で聞いて終わりにしません。
入社を決める前に、働く条件が書類でも同じ内容になっているか確認してください。

質問への答えだけでなく、スタッフ同士の会話や電話対応、店内の清潔さも見ます。
求人票では分からない職場の雰囲気を確認できます。

退職前は、就業規則を見て次の内容を確認します。

  • 退職を申し出る期限
  • 引き継ぎに必要な期間
  • 有給休暇の扱い
  • お客様へ退職を伝える時期
  • お客様の情報の取り扱い

退職を伝える時期は、1〜2カ月前や3カ月前などサロンによって考え方が異なります。
自分の職場の就業規則を確認してから退職日を決めてください。

お客様への退職案内も、先にサロンへ確認します。
自己判断で案内を始めず、決められたルールに沿って進めましょう。

求人を自分で探しながら、必要なときだけ転職相談もしたい方は、
サロンdeジョブも選択肢です。
美容業界専門の求人を探せるほか、相談しながら転職先を探す方法も選べます。

美容師の転職タイミングは何月に辞めるかより次の職場で変えたいことから決める

美容師の転職は、何月に辞めるかより、今の悩みが次の職場で解決できるかを基準に判断してください。

経験や働く環境によって、動くべきタイミングは変わります。

この記事で紹介した判断基準を参考に、自分に合う転職時期を見つけましょう。

まとめ
  • 経験者は年間を通して求人を探せる
  • 心身に不調がある場合は時期を待たない
  • アシスタントはデビュー時期だけで判断しない
  • スタイリストは売上・入客数・給与条件を比較する
  • 転職活動は入社希望日の1〜3カ月前から始める

最後に、「こんな職場では働きたくない」「次はこんな職場で働きたい」という条件を、思いつく限り書き出してください。

転職活動では、その条件をチェックリストとして使います。
求人票やサロン見学で、一つずつ確認しましょう。

美容師を必要としているサロンは少なくありません。
焦って条件を妥協するより、自分が納得して働ける環境を選ぶことが、転職で後悔しない近道です。

条件を比較したい方は、美容師向け転職求人サイトの比較記事も参考にしてください。